今日も石窯で遊びました


終日石窯で遊びました。いつも早く材料を焼いてみたいという欲求に負けてしまい、予熱が不足しているのでは?と感じていたので、今日はじっくりと火を焚いて窯を温めてみることにしました。
午前10時少し前、火を焚き始めて、約2時間半、12時半までガンガン火を焚いてみました。ふと窯の天井アーチ部を見ると、煤がなくなり白くなっています。そうか!これが「煤切れ」というやつか。参考にした書籍などから、煤切れするまで火を焚かないとダメと聞きかじってはいましたが、いつもつい、「温度計が300℃を振り切っているんだからいいんじゃないかなぁ。」と、待ちきれずに次のステップに進んでいました。
これは今日の料理の出来は期待が持てそうです。

さて、本日の石窯メニューは、以下の通りです。

1)珈琲豆の焙煎
 先日偶然に見つけた自家焙煎珈琲豆販売店では、客が選んだ生豆をその場で焙煎してくれます。焙煎している様子を見学しながら、ピピーッと来ました。これは石窯でも使える! 聞けば、生豆でも販売してくれるとのこと。早速、焙煎した豆の他、生豆を購入してきました。
そして本日、銀杏炙り器に生豆を入れて焙煎してみました。初挑戦でしたが、思っていた以上に上手く焙煎できました。好みの深煎りにしたかったのですが、銀杏炙り器の柄が短いため、手が熱くて熱くて辛い。それなりに珈琲豆らしく色づいたところでヨシとする。銀杏炙り器の柄を長いものに改良する必要ありだ。

昼食休憩時に早速、豆を挽いて珈琲をいれてみる。お湯を注ぐと面白いように豆が膨らんで、いきおい期待も膨らみます。さてお味は。うん、好みの深煎りではないものの、充分合格点でしょう。缶詰の市販品なんかよりはるかに美味しく仕上がりました。

2)ピザ
 これまで焼いたピザの内、今日のが一番美味しく焼けました。焼き方に慣れてきたというのもあるのでしょうが、勝因はやっぱり十分な予熱でしょうか? 直焼きに挑戦してみたかったのですが、これまでは、あっという間に焦がしてしまったり、具を床にぶちまけてしまったりと大失敗続きで、ちょっと怖い。で、ある程度焼いたところで、仕上げに直焼きして底にも少し焦げ目を付けてみました。この方法は素人にはなかなか良いかも。表面はカリッとクリスピーに、中はモチッと焼けました。妻、息子をはじめ、義母、義妹にも好評でした。ピザ生地をもう少し薄く延ばせば良かったかな。

3)パン
こちらも今回は上手く焼けました。使用している薪がまだ充分乾燥しきっていないせいか、どうしても煤が出てしまいます。そこで、女房の発案でパン型に蓋のない山形食パンではなく、蓋のある角形食パンにしてみました。煤による汚れもなく、燃焼室で追い焚きしながら、200℃をキープして45分間焼き上げました。
パン生地を練ったり、捏ねたり、醗酵させたりといった細かな芸当は妻任せで、私はと言えば、言われたままの温度と時間を愚直に守っただけですが、多いに満足のいく仕上がりです。明日の朝食が楽しみ。

4)タンドリーチキン
初挑戦です。「楽しい石窯生活」という本で紹介されているレシピで作ってみました。お味の方は、もちろんバッチリでした。できたての熱々をほおばって幸せ。。。
レシピでは200℃で15分とありましたが、もう少し長めに焼くか、温度を高くした方が、私の石窯では良さそう。次回はスパイス類も減らしてシンプルにして、表面をカリッと焼いてみたい。


5)おでん
タンドリーチキンを焼いた後、調理室の温度が150℃くらいまで下がっていたので、燃焼室に薪を追加して追い焚きする。200℃強まで温度を上げたところでおでんを鍋ごと調理室に入れて、後は明日の朝まで放置。ただいま余熱でじっくりと調理中。成功していれば、明日の晩酌はおでんを肴に日本酒で決まり。

6)卵の燻製
おでんをセットした後、まだ燃焼室に残っている熾き火を熱源にして、桜のチップで卵の燻製を作ってみる。レシピはゆで卵を砂糖、塩、水で作ったソミュール液に1〜2時間漬け込んでおいたものを軽く燻すだけ。出来上がりは、、、まぁ、こんなものかな? 一日おくとたぶんもう少し味がこなれて美味くなるような気がします。
が、待てずに半分食っちゃいました。

web拍手

にほんブログ村 アウトドアブログ アウトドア料理へ
にほんブログ村

コメント